万作・萬斎の世界

定時退社して、埼玉会館で行われた「万作・萬斎の世界」を観に行って来ました。
狂言です。
伝統芸能でございます。
本来は能の合間にやるものだけど、能よりもメジャーな気がする今日この頃。
狂言は中学のときに、それこそ能の合間で観たんだけど、
もちろん中学生にとって、能は理解不能で、狂言は面白い、そんな第一印象です。
で…野村萬斎が見たくて行きました。
e+のプレオーダーでチャレンジしたら、たまたま取れたので。
しかも、チケット余計に取ったから、彼氏さんも連れてきました。
両親との初顔合わせだったわ。
それは置いといて…

野村萬斎

野村萬斎は、やっぱすごいね。
今日の演目は「千鳥」でした。
1つ1つの仕草が、面白おかしくて、表情から声のトーンから、
全身で発してるものがおかしい。本当におかしい。
バカなことを真面目にやってるのがおかしい。

野村万作

で、それよりも流石にすごかったのは、父親の野村万作さん。
やった演目は「業平餅」
万作の狂言を観ると、萬斎が「若造」に見える。
それくらいすごい。
メディアには萬斎の方が出てるけど、やっぱ父親はすごい。
お餅をおいしそうに食べるし、
慌てて食べてお餅を喉に詰まらせるし、
不細工な娘を見てすっごい驚くし。
最後には娘に呪われるような感じで、それがまた面白かった。

野村万之介

業平餅に出てたんだけど、この人の寝方がすごい。
ん???舞台上で寝始めた???いや、そんなこと有り得ない。
でも…おじいちゃんだし…なんて失礼なことを本気で考えさせるくらい、
寝る演技がすごい上手かった。
この人も、不細工な娘を見てかなり驚くんだけど。

野村裕基

萬斎の息子でございます。
年の齢…6つかな。
本当に可愛いです。
裕基君が舞台上にいる間は、裕基君しか目に入りませんでした。
すり足を一生懸命にやったり、
おじいちゃん*1の後姿を一生懸命見てたり、
しっかりと刀を持って立ってたり。
でも…たまに、横で何が行われているのか、気になっちゃうみたいです。
お目めがキョロキョロッと動いちゃうのです。
でも、顔は動かさず。
きっと、パパ*2によく言われているのでしょう。
裕基君の集中力はさすがです。
小さいうちからよく修行してるんだねー。
裕基君が見れるとは思っていなかったので、かなり大満足でございます。