もう2冊
物語の核心というか、内容に触れます。
ネタバレです。
卵の緒
- 作者: 瀬尾まいこ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06/28
- メディア: 文庫
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捨て子ではなく「手に入れた子」だったら出来るのだろうか?
そんなことを考えた。
血の繋がりなど関係なく、母親は母親なのかもしれない。
もう一つのお話は、父親が一緒という異母姉弟のお話。
2人の共通点である父親は既に亡く、母親は・・・
子どもらしく生きないことで身を守ってきた七生、
「ななちゃん」に渡そうとして、でも出来ずに腐らせてしまったケーキを2人で食べるシーン、
夜中に遠くまで歩くシーン、そして、最後の別れのシーン。
自分の死を知った母親が、娘が独りぼっちにならないように、
繋がりがあることを認識させるために、七生と生活をさせた。
その愛情の強さと深さに感動した。
思い出すだけで、涙が出てくる。
バッテリー
- 作者: あさのあつこ,佐藤真紀子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2007/04/05
- メディア: 文庫
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結局、試合の行方は分からず仕舞いだけど。
私の大好きな青波も、強い子になったな、と。
でも、青波にはずっと可愛い男の子でいて欲しい、とも思ってます。
巧の相棒は、豪ではなく白いボール。
それは正しくもあり、少し寂しくもあり。
最後に巧が放った一球が、相棒がどこに行ったのか、
なんて考えなくても良いのかもしれない。